フィゲル

RO 街

田園都市 フィゲル(シュバルツバルド共和国) ゼロから始まるRO生活 

道もなく、迷った者が運良く辿り着く閉鎖された土地であったが、近年、レッケンベル社の定期飛行船が開通し、過去に神を祀っていたとされる「オーディン神殿」を目当てに、多くの人が訪れるようになった。ある者は聖地と信じる「オーディン神殿」をこの目に焼き付けるために。ある者は遺跡発掘調査のために。 しかし、長く閉鎖的な環境にあった「フィゲル」では、外部からの訪問者にその理由を問う者は少ない。なぜなら、「フィゲル」に移住した者の中には、自分の過去を知られたくない者が少なくないからだ。彼らの過去を詮索しない方が身のためだろう。