ビョートル・チャイコフスキー 白鳥の湖 第2幕 情景 アナリーゼ(楽音分析)
この曲は『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』と共に「3大バレエ」と称される名作です。
ドイツの作家 ムゼウスによる童話「奪われたべール」を元に作られました。
当時のバレエ音楽は、オペラや交響曲に比べて芸術的価値が低いものでした。
チャイコフスキーはすでにオペラや交響曲の分野で成功を収めていたにもかかわらずこの曲を作成しました。
それは、以前からバレエ音楽に興味を持っていたためです。
チャイコフスキーにとって初めてのバレエ音楽でしたが、初めて演奏した際には、踊り手・指揮者に恵まれず不評でした。
その後、この曲は作曲者の書斎に眠っていたのを弟子のイワノフによって改造がなされました。
チャイコフスキーが亡くなった2年目にこの曲は演奏され、今でも演奏される人気の作品となりました。