証券口座は複数持てる!おすすめの使い分け方法を解説

証券口座

証券口座は一人で複数持つことができます。

今回は

  • 複数の証券口座を持った時のメリット・デメリット
  • 複数の証券口座のおすすめの使い分け方

について解説します。

 

証券口座は複数持てる?

証券会社の口座は複数持つことが可能です。

・同じ証券会社でNISA口座と特定口座開設する

・別々の証券口座で特定口座を開設する

といった方法が可能です。

ただしNISA口座は証券会社ごとに口座を持つことが不可能で、1人1口座までしか開設できないので注意しましょう。 

 

証券口座を持つメリット・デメリット

次は、証券口座を複数持つことのメリットやデメリットについて紹介します。

証券口座を複数持つと以下のようなメリットデメリットがあります。

メリット

  • 手数料を減らすことができる
  • IPO株の当選確率が上がる
  • 別々の証券口座に資産を置くことができる
  • ポイントのもらえるサービスを効率的に利用できる

デメリット

  • 損益通算で確定申告する可能性が出てくる
  • パスワードやお金の管理をしっかりと行う必要がある

 

それぞれのメリットデメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

メリット

手数料を減らすことができる。

複数の証券口座を使うことの大きなメリットとしては手数料を押さえることができることです。

楽天証券は一日定額コースを使うと1日に合計100万円以下の取引は無料になります。

SBI証券でも一日定額コースがありこちらも1日に合計100万以下の取引は無料になります。

1つの証券口座だけしか持っていない場合無料で取引できるのは1日に100万です。

 

しかし2つ持っていれば200万円まで取引できます。

これは株の値段が一気に安くなり1日にたくさん購入したい場合に便利になります。

このように複数の口座を持つことで取引手数料を安くすることができます。

IPO株の当選確率が上がる

株式には新規公開株(IPO)という株価が上がる可能性が高い株式があります。

この株式は人気が高く抽選で購入することができますが、なかなか当たりません。

当選確率は1~2%と言われています。

 

しかし、証券口座を複数持つことで各証券口座ごとに抽選券を得ることができます。私もIPO株のため10社近くの証券口座を持っています。

複数で応募すれば当選確率も高くなります。IPOを狙いたいという方は複数の証券口座を持つのはお勧めです。

 

別々の証券口座に資産を置くことができる

証券口座を利用するとメンテナンスなどでお金を一時的に引き出せない場合があります。

複数口座を持っておくことでこうしたリスクを分散することができます。

 

また日本では珍しいですが、海外では預けておいたお金が引き出せないといったトラブルが頻繁にある国もあります。一つの証券会社だけしか使っていないと、一気に引き出せなくなり日常生活にも支障が出る可能性があります。

 

資産を持てば持つほど、トラブルに会った時のダメージが大きくなるので資産を分散させトラブルに備えましょう。

 

ポイントのもらえるサービスを効率的に利用できる

証券口座を別々にすることでポイントを効率的に得ることができます。

1例として、楽天証券で楽天のクレジットカードを使い投資信託の積立を行うことで毎月5万円までポイントがもらえる投資ができます。

SBI証券でも三井住友カードを利用して投資信託の積立を行うと毎月5万円までポイントをもらうことができます。

 

私も実際にやっていますが、毎月コツコツとポイントがたまり、一度設定しておけば解約時以外変更する必要がないため非常に便利です。

 

購入できる商品の幅が広がる

 証券口座は一つでも開設すると、国内外の株や債券の購入、また、FX(外貨の取引を行って利益を得ること)など、様々な投資ができるようになります。しかし、証券口座はその会社によって、取り扱っている商品の数や種類が違います。

 

 たとえば、アメリカ株で見てみると、マネックス証券は約5,000銘柄なのに対して、楽天証券は約600銘柄と10倍近くの差があります。アメリカ株を中心に運用を考えている人であれば、選択肢が多いマネックス証券が良いです。

 

 次に、金(きん)取引を例に、先ほどの2社を比べてみます。マネックス証券は現物購入、積立、ETF・投資信託の3種類の取引ができるのに対して、 楽天証券はさらに、CFD、先物取引を加えた5種類の取引ができます。そのように見てみると、金取引中心の運用を考えている人からは、楽天証券がおすすめです。

  

デメリット

損益通算で確定申告する可能性が出てくる

一つの証券口座で利益、損失が出た場合、特定口座を使用していると、それぞれの利益と損失から税金を計算してくれます。

しかし、複数の口座持っている場合、一方で利益が出て、一方で損失が出るという状態の場合税金を

余分に取られてしまいます。

ここで取られた税金は確定申告をしないと帰ってきません。

このように複数の口座を持つと、確定申告をしないと税金が余分に取られるリスクが出てきます。

 

パスワードやお金の管理をしっかりと行う必要がある

複数の口座を管理しなければいけないため、パスワードお金の管理などをしっかり行わないと「パスワードが分からず証券口座のページにログインできない」「どこにお金を保管してあるか分からない」といったトラブルが発生しやすくなります。

 

管理が苦手という方が複数口座を持つ時は気をつけましょう。

 

口座維持費用

証券口座は長年全く使わないといった状況でない限り、基本的には無料です。

以下のサイトで手数料について詳しく解説しています。

証券会社 おすすめの組み合わせ

複数の証券会社を持つことでの相乗効果について知ってもらったところで、実際にこんな使い方ができるといったおすすめの組み合わせについても解説します。

 

多くの商品に投資したい人におすすめ SBI証券×マネックス証券

 この組み合わせは、株式投資か債券運用をするうえで、多くの商品に投資をしたい方におすすめです。株式投資で見ると、SBI証券は、マネックス証券と同じぐらいアメリカ株の取扱銘柄が多い証券会社です。対して、マネックス証券は説明の通り、アメリカ株や金取引の幅が大きいのが魅力なことに加え、中国株の取扱も非常に多いです。

 

 また、債券運用の場合だと、SBI証券はSBI債という人気の独自債券があるだけでなく、個人向け社債や外貨建の社債の取扱量が多く、そして、購入金額に応じたキャッシュバックキャンペーンを行っています。対して、マネックス証券はキャッシュバックこそありませんが、SBI証券と同様にマネックス債という独自債券を持っています。なお、両社とも、個人向け国債、独自債券、アメリカ国債を取り扱っています。

  アメリカ株
取扱数
中国株
取扱数
債券運用
SBI証券 約5000  ― キャッシュバックあり
独自社債
マネックス証券 約5000 多い 独自社債

 

ポイント目当てならおすすめ マネックス証券×楽天証券

 これはクレジットカード積立をする方におすすめです。

マネックス証券ではマネックスカードを使って積み立てを行うと、積立額の1.1%のポイントが付きます。また、楽天証券は楽天カードとの組み合わせで積立の0.5〜1.0%(カードの種類によって異なります)のポイントが付きます。

この組み合わせでは、マネックス証券のポイント付与上限が、積立額5万円まで、楽天証券が10万円までと、最大15万円に対してポイントをもらうことができます。

  クレジットカード積立
マネックス証券 1.1%(5万円まで)
楽天証券 0.5〜1.0%(10万円まで)

 

証券について詳しくなりたいならおすすめ 楽天証券×三菱UFJモルガン・スタンレー証券(又はauカブコム証券)

 複数口座を持つことで、運用の幅が広がるだけではなく、それ以外のサービスを色々受けられるようになります。

 例えば、日本経済新聞は、日本を代表する経済専門紙で、多くのビジネスマンや投資家たちに読まれています。購読する場合、毎月4,000円以上かかるのですが、楽天証券を開設するだけで、無料で読めるようになります。また、関連した経済書も無料で読むことができます。

 

三菱UFJモルガン・スタンレー証券(auカブコム証券も可)は、有名なアナリスト藤戸則弘さんのレポート(通称、藤戸レポート)を無料で読むことができます。藤戸レポートは、多くの投資家から評判が高く、株式市場の展望などが分かりやすく解説してあります。

  独自サービス
楽天証券 日本経済新聞などが無料
三菱UFJモルガン
・スタンレー証券
藤戸レポートが無料
auカブコム証券 藤戸レポートが無料

 

証券について詳しくなりたいと思うのならこの証券会社を解説するのをお勧めします。

【楽天証券の日経新聞などのサービス(日経テレコン)】

日経テレコン(楽天証券版):楽天証券
楽天証券では、日本経済新聞デジタルメディア社が提供するビジネスデータベースサービス「日経テレコン(楽天証券版)」を無料でご利用いただけます。

 

【三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸レポートについて】

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

 

まとめ

証券口座を複数持つとできる事の幅が広がります。

できる幅が広がれば自分でもよく調べるようになるので金融についての知識が広がります。

こんごも複数の証券口座を使った活用方法など金融についての知識を定期的に発信していくので興味があれば読んでみてください。

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