この記事では
・国民年金・厚生年金とは何か
・国民年金の受給額と納付額
・厚生年金の受給額と納付額
について解説しています。
今回は年金の受給額について解説するわ
えー年金?そんな後の話をされたって私にはほとんど関係ないわ。
そんなことないわ、年金の受給額を知っておけば、将来の老後にどれだけのお金が必要か分かるから、逆算していくらまでなら投資にお金を回してもいいかわかるの。
なるほど、確かに老後のために漠然と資金が必要なことは分かるけど、どれだけ必要かは分からないわね。
そう、だから今回はまず国民年金の受給額から解説していくわ。
国民年金とは
国民年金は満20歳~満60歳までの40年間(480ヵ月)支払うと満額を受け取れる仕組みになっており、老齢年金の受給開始年齢は65歳です。
令和3年度の国民年金の受給額は満額の場合、年額780,900円になります。
国民年金保険料の払込期間が480ヵ月未満の場合の計算式は【満額×納付月数/480月】で計算されます。
満額受け取れる場合月6万5千円もらえる計算ね。
もらえることは知ってたけど、実際いくらもらえるかは知らなかったわ。
次は毎月いくら収める必要があるか見ていくわ
国民年金保険料の納付額
国民年金の納付額の計算式は
毎年の国民年金保険料額=平成16年の制度改正で決められた保険料額×保険料改定率
で計算できます。
毎年の景気などから保険料の改定率が変化しており、令和3年度の納付額は月額16,610円です。
過去の納付額については以下の通りです。
実際の保険料額 | ||
平成17年度 | 平成17年4月~ 平成18年3月 |
13580 |
18年度 | 平成18年4月~ 平成19年3月 |
13860 |
19年度 | 平成19年4月~ 平成20年3月 |
14100 |
20年度 | 平成20年4月~ 平成21年3月 |
14410 |
21年度 | 平成21年4月~ 平成22年3月 |
14660 |
22年度 | 平成22年4月~ 平成23年3月 |
15100 |
23年度 | 平成23年4月~ 平成24年3月 |
15020 |
24年度 | 平成24年4月~ 平成25年3月 |
14980 |
25年度 | 平成25年4月~ 平成26年3月 |
15040 |
26年度 | 平成26年4月~ 平成27年3月 |
15250 |
27年度 | 平成27年4月~ 平成28年3月 |
15590 |
28年度 | 平成28年4月~ 平成29年3月 |
16260 |
29年度 | 平成29年4月~平成30年3月 | 16490 |
30年度 | 平成30年4月~平成31年3月 | 16340 |
令和元年度 | 平成31年4月~令和2年3月 | 16410 |
2年度 | 令和2年4月~令和3年3月 | 16540 |
3年度 | 令和3年4月~令和4年3月 | 16610 |
令和3年度の納付額が40年間続き支給額も変わらなければ、納付額は約797万円になり、65歳から11年以上生きれば元が取れることになります。
もともと年金は長生きしたときにかかる生活コストのリスクを減らすための保険なのよ。
なるほど、今だと平均寿命がどんどん延びているから、そういう保険があれば安心ね。
こうやって老後にもらえる金額が分かれば、例えば毎年の支出が200万なら、
「毎年あと122万円分稼げばお金には困らない」とか「老後に10年間生きるには貯金がいくら必要だ」といった問題が分かるようになるわ。
なるほど、前に話した高配当株投資やインデックスファンドを使って、残りの分を不労取得にするのもいいかもしれないわ。
そうねじゃあ次は会社員なら加入している厚生年金について見ていくわ。
参考
厚生年金とは
厚生年金は、会社員や公務員などが加入する年金制度で、パートやアルバイトの場合も一定額以上の収入があれば、厚生年金に加入することとなります。
厚生年金を収めている方は、国民年金に加え厚生年金をもらうことができます。
厚生年金の計算は複雑なため省略しますが、令和3年度の国民年金と厚生年金を合わせた受給額の平均は約11万円です。
厚生年金保険料の納付額
厚生年金の納付額はもらっている給料により等級が変化するとともに、会社に所属している場合半分を会社が負担してくれます。
各等級ごとの納付額は以下の通りです。
例えば月の給与が51万円だったら26等級に分類され、会社に所属している場合毎月36605円支払うことになります。
まとめ
今回は国民年金と厚生年金の受給額と納付額について解説しました。
年金でもらえる額が分かれば老後のためにいくら必要なのかが分かるため、老後に対する不安が消えるとともに、いくらまでなら使ってもいいか知るために参考になります。
ぜひ活用してください。
なるほど、大体いくら年金がもらえるか参考になったわ。
よかったわ。
今後もいろいろ解説するから聞いてくれると嬉しいわ。
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