第39回 手数料を安くしたいなら知っておくべき移管の方法 未夜の金融解説

金融解説

この記事は

・株式の移管の方法が知りたい

・株式をより良い証券会社に移動したい

・株式の取引手数料を安くしたい

という方に向けて解説しています。

未夜
未夜

今回は株式の移管の方法について解説するわ

移管?それって何なの?

過夜
過夜
未夜
未夜

移管っていうのは株式を管理している証券会社を変える事よ。

ふーん、それで移管をするとどんなメリットがあるの?

過夜
過夜
未夜
未夜

移管をするとより条件のいい証券会社で取引することができるわ。
詳しく解説していくわね。

移管とは

 

今回は株式の移管について解説していきます。

 

移管とは株式を管理している証券会社を変える事です。

 

株式を移管することによって、より条件の良い証券会社で株式を取引することができます。

 

例えばA証券で各10万円の株式を3つ、B証券で300万円の株式を1つ持っていたとします。

A証券会社 B証券会社
A社 1株 10万円 D社 1株 300万円
B社  1株 10万円
C社 1株 10万円

それぞれの証券会社では

 

A証券では取引額が10万円の時手数料が100円、取引額が300万円の時手数料が1000円

 

B証券では取引額が50万円以下の場合、取引手数料は無料、取引額が300万円の時は手数料が3000円という取引条件があります。

A証券会社 B証券会社
取引額10万円で手数料100円 50万円以下は取引手数料無料
取引額300万円で手数料1000円 取引額300万円で手数料3000円

この場合A証券会社で持っている10万円の株をそれぞれB証券会社に移管し、B証券会社の株をA証券会社に移管することで、それぞれ株式を安い手数料で取引することができるようになります。

 

さらに様々な証券会社で株式を管理している場合、一つにまとめることで確定申告などがしやすくなるといったメリットもあります。

 

このように現状の証券会社で管理している株式を移管することによってメリットがある場合があります。

 

移管のやり方

 

それでは株式の移管の方法について見ていきましょう。

 

STEP1

 

移管の為にはまず自分の証券会社で「口座振替依頼書」または「特定口座内上場株式等移管依頼書」を手に入れる必要があります。

 

これは証券会社によってネットから印刷して手に入れるか、請求し郵送などで送ってもらう方法があります。

 

ネットで登録できる証券会社は印刷できることが多いため「〇〇証券 移管」と調べると出し方が出てきます。

 

こちらに移管したい株式と移管先の情報を記載しましょう。

こちらも各証券会社がコードなどの詳細情報を公開しているため、調べて入力しましょう。

 

依頼書に移管したい株式、移管先の証券会社名を記入したら、移管元の証券会社に依頼書を送れば完了です。

 

移管手数料について

株式を移管する場合、移管元と移管先の証券会社の組み合わせによって手数料がかかることがあります。

 

せっかく手数料を安くしようと移管しても、移管手数料で足が出てしまったら移管の意味がありません。

 

つぎは、そういった際に活用すべきサービスについて解説します。

移管手数料建て替えサービス

現在ではSBI証券で移管手数料を立て替えてくれるサービスがあります。

 

移管後に移管手数料が分かる書類申込書に各手数料と移管した株式を記載することで、移管した際に支払った手数料をSBI証券が払ってくれるサービスがあります。

 

投信・外貨建MMF|SBI証券
投資信託ならSBI証券。投資信託はNISAやつみたてNISAとの相性もばっちり。SBI証券なら業界屈指の商品ラインナップで100円からはじめられます。ポイントがたまる投信マイレージサービスや投信積立もオススメ。初心者の方も簡単に始められます。

 

このようなサービスは他の証券会社でもキャンペーンなどを行っていることが多いです。

 

活用することで無料で移管することができます。

 

手数料の証明書については移管元の証券会社のお問い合わせコーナーなどで依頼しないともらえない場合があります。

 

私も移管したとき、移管元証券会社では、問い合わせで直接「移管手数料の証明書」を申請した人だけが受け取れるシステムになっていました。

 

手数料が分かる証明書はどうやって手に入れるかあらかじめ調べておきましょう。

 

まとめ

 

今回は移管の方法について解説しました。

 

移管することによって

・手数料が安くなる

・確定申告が楽にできる

といったメリットがあります。

 

また移管には、移管手数料が発生することがあり、キャンペーンなどで移管手数料を立て替えてもらえるサービスがあるため、活用するのがおすすめです。

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