この記事はインデックスファンド初心者向けてyoutubeなどでおすすめされているeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とはどういう投資商品なのかを解説する記事です。
この記事を読むことで
・インデックスファンドとは何か
・楽天・全米株式インデックス・ファンドとは何か
を知ることができます。
インデックスファンドとは何か
インデックスファンドは指数に連動する投資信託です。
指数とは、マーケットの動向などを表す指標のことで、日本の株式市場では、日経平均株価やTOPIXが、日本の債券市場では、NOMURA-BPI総合などが代表的な指数とされています。
インデックスファンドの運用では、こうした指数が運用の目標として選定され、その指数と連動するように機械的に株式が購入・売却されます。
優良なインデックスファンドに投資するのメリットとして
・購入・売却を機械的に行うため手数料が安い
・価値が長期的に上昇しているため長期投資に向いている
・インフレ対策になる
というメリットがあります。
今回紹介するインデックスファンドは、金融庁がつみたてNISA対象にした商品です。
金融庁は投資家が投資で利益を得ること(得た利益から税金を回収すること)を目的にしており、手数料が高い証券会社の不良投資商品を除外しています。
ここから金融庁のつみたてNISA対象に選ばれた、優良商品であることが分かります。
それでは見ていきましょう。
楽天・全米株式インデックス・ファンドとは
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式市場に上場する約4,000銘柄を網羅した指数に連動するファンドです。
・運用会社:楽天投信投資顧問
・ファンド設定日:2017年9月29日
・信託報酬 (税込)/年:0.162%程度
・純資産:約7,428億円
・連動指数:CRSP USトータル・マーケット・インデックス
・運用方針:米国株式市場の動きをとらえることを目指して、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
(2022年11月30日時点)
組入銘柄上位10位(株式・REIT)銘柄 業種 組入比率
1位 Apple Inc. テクノロジー 5.10%
2位 Microsoft Corp. テクノロジー 4.70%
3位 Amazon.com Inc. 一般消費財 1.90%
4位 Alphabet Inc. Class A テクノロジー 1.40%
5位 Berkshire Hathaway Inc. Class B 金融 1.40%
6位 UnitedHealth Group Inc. ヘルスケア 1.30%
7位 Johnson & Johnson ヘルスケア 1.20%
8位 Alphabet Inc. Class C テクノロジー 1.20%
9位 Exxon Mobil Corp. エネルギー 1.20%
10位 JPMorgan Chase & Co. 金融 1.00%
おすすめする理由
先ほどご紹介したeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは異なり、米国の中小企業を含め約4,000銘柄と幅広く投資できるのが特徴です。
米国株への投資で、業種の偏りをなるべく抑えたい方におすすめです。
信託報酬は0.162%と非常に低水準です。
過去実績
楽天・全米株式インデックス・ファンドチャート
過去のチャート(パフォーマンス)を確認すると、2020年のコロナショックで一時的に大きく値を下げておりますが、1年も経たない内に相場は回復。それ以降は上昇傾向が続いています。
短期的に値下がりする局面もありますが、米国企業を中心に今後も長期的な経済成長が見込めます。
また、目標指数(ベンチマーク)であるCRSP USトータル・マーケット・インデックス指数ともしっかりと連動しています。
引用:楽天証券 楽天・全米株式インデックス・ファンドチャート
CRSP USトータル・マーケット・インデックス指数(VTI)チャート推移
楽天・全米株式インデックス・ファンドチャートの目標指数である、CRSP USトータル・マーケット・インデックス指数のパフォーマンスを長期間(直近15年)で確認すると、一時的な下落局面はあるものの、長期的にみると右肩上がりに推移しています。
引用:TradingView VTI相場
期待されるメリット
リターン(年率) (引用:日本経済新聞社 リスク・リターン (2023年1月末時点))
6ヵ月:-6.73%、1年:+3.61%、3年:+14.42%、5年: +12.27%
直近6か月は世界的な株安に伴いマイナスとなっていますが、長期で見るとプラスになっています。
最低限期待できるリターン
楽天・全米株式インデックス・ファンドチャートの目標指数である、CRSP USトータル・マーケット・インデックス指数の過去パフォーマンス実績は下記となります。
(年率平均・配当込み・円ベース・2023年1月末時点集計)
15年間の年率平均を試算するとリターンは約11%となります。
長期的には最低限11%程のリターンを見込めると想定します。
15年間で投資額は約441%(100円の投資が441円)となっております。
運用成績はS&P500に若干劣りますが、僅差(15年で▲0.2%)であり、十分な好成績です。
S&P500より投資の範囲は広いですが、米国集中投資となり、全世界株と比較するとカントリーリスクは高くなります。
米国への集中投資を行いたいが、幅広い範囲に投資したい方には最良のインデックスファンドであると考えます。
まとめ
今回は
- インデックスファンドとはなにか
- 楽天・全米株式インデックス・ファンドとはなにか
について説明しました。
楽天・全米株式インデックス・ファンドは楽天証券で購入することができるので、気になった方は以下にリンクを張っていますので参考にしてください。
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