F.F.ショパン ポロネーズ第3番 イ長調 作品40-1 軍隊のポロネーズ アナリーゼ(楽音分析)
この曲は明るく威厳があり、堂々とした曲想から「軍隊のポロネーズ」という俗称で呼ばれています。
曲全体で用いられている舞曲のリズムや、ダ・カーポによって冒頭部分が反復する三部形式など、
ポロネーズというジャンルの伝統的な特徴を備えています。
さらに、中間部のファンファーレのフレーズや、低音部で轟くトリルなどによって、
勇壮で英雄的な雰囲気が出ています。
こうした曲想はポーランドの国の雄大さが表現されているという見方もでき、
ショパンの愛国心がうかがえる作品の一つです。