L.v.ベートーヴェン エリーゼのために アナリーゼ(楽音分析)

音楽解説

このコーナーはクラッシック音楽ができた背景や作者について解説します。

この記事を読むと以下の役に立ちます。

・クラシックについて豆知識を覚えられる

・周りからクラシックについて知っているんだなと思ってもらえる

・音楽を知っているだけでなく、作品の背景や作者の小話も話すことができ、ほんの少し人生が豊かになる

こういった音楽作品について学ぶことをアナリーゼと呼びます。

 

この記事では音楽作品:L.v.ベートーヴェン エリーゼのためにについて解説します。

 

作品の解説

  

ベートーヴェンの作品の中でも有名な一曲です。
 

曲の難易度も比較的低く、馴染みやすい旋律のため、コンサートでも演奏される機会が非常に多い作品です。
 

この作品の最大の謎として「エリーゼって誰?」という疑問が浮かびます。
 

しかし、この曲はベートーヴェンの死後に発見されており、謎のままとなっています。
 

しかし、2つの説があります。
 

一つ目は、ベートーヴェンと親交の深かったテレーゼ・マルファッティのことを指しており、ベートーヴェンの字が雑であったため、テレーゼをエリーゼと読み間違えてしまったのでは?という説です。
 

この曲の譜面も、彼女の遺品の中から発見されたので一番有力な説です。

 

もう一つは、ソプラノ歌手のエリザベート・レッケルです。
 

彼女の兄はベートーヴェンの歌劇に出演しており、その関係でベートーヴェンは彼女に恋心を抱いていたと言われています。
 

エリザベートは作曲家のフンメルと1810年4月に婚約します。
 

「エリーゼのために」が作曲されたのは1810年4月27日だったので、彼女へのお別れの作品だったという説です。

 

真実は迷宮入りですが、こうした背景を知っておくと、ベートーヴェンが短い曲の中に、喜びや悲しみなど、いろいろな思いを込めて作ったことが伝わってきますね。

  

難易度

楽譜

 

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