皆さんごきげんよう。
今回はアニメ鬼滅の刃の戦闘名シーンを解説します。
鬼滅の刃と言えば戦闘シーンが格好良いけでなく鬼が人間であったときの過去のストーリーも魅力一つです。
今回はそんな戦闘シーンをランキング形式でまとめました。
10位 竈門炭治郎・富岡義勇 対 下弦の伍 累
戦闘名シーン
こちらはアニメ化もされており、主人公の竈門炭治郎が、戦いを通しヒノカミ神楽を使うきっかけとなります。
累(るい)は血鬼術で作った糸を操って攻撃します。炭治郎の水の呼吸では糸を切ることができず、刀も折れてしまいます。
糸を弾くことしかできず防戦一方となりますが、戦いの中でヒノカミ神楽の一つ円舞を思い出したことにより、累の糸も切れるようになります。
禰豆子の血鬼術「爆血」で炭治郎を襲う累の糸を全て焼き払い、炭治郎の刃が累に届きますが、自分で自分の首を切ったことによりあと一歩のところで撃ち損じます。
形勢逆転した累は炭治郎を殺そうとします。絶体絶命のところに駆け付けた富岡義勇が水の呼吸 拾壱ノ型 凪によって累の首をはねます。
人間時代の記憶
累は生まれつき体が弱く、歩くことすら苦しいほどでした。同い年の子供達と遊ぶことはままならず、両親に介護されながら過ごします。
そんな中、鬼舞辻無惨が累のもとを来訪。鬼になれば強い体が手に入るという誘いに誘惑され、累は自らすすんで鬼になります。
しかし、累は両親が強い体を手に入れたのも見て喜んでくれると考えていましたが、日の光にあたれず、人を喰わねばならない累を見て両親が涙を浮かべながら累を殺そうとします。
しかし鬼になった累は両親を返り討ちにし殺めてしまいます。冷静になった累は両親が自分と共に心中しようとしていたことに気づきます。
家族の絆を自分自身で切ってしまった累は偽りの家族を形成し、本物の家族の愛を求めて行動し始めます。
しかし、累が強くなればなるほど、人間の頃の記憶が消えていきます。
あの世で両親と再開した累は、1人地獄へ向かおうとしますが、両親も息子である累と共に地獄へ行くという両親の愛を感じ「全部僕が悪かった」と謝りあの世へ向かいます。
9位 善逸 対 新上弦の陸 獪岳
戦闘名シーン
獪岳(がいかく)は元上弦の陸である「堕姫・妓夫太郎」が死亡した後、上弦の陸の座につきます。
善逸とは同じ師匠を共にした間柄でしたが、自分の後輩で「壱ノ型 霹靂一閃」だけしか使えない善逸を見下します。獪岳は弐ノ型 稲魂、参ノ型 聚蚊成雷、肆ノ型 遠雷、伍ノ型 熱界雷、陸ノ型 電轟雷轟と鬼になったことにより得た技を駆使し善逸を追い詰めます。
新しく得た力で善逸追い詰めますが、善逸が編み出した『雷の呼吸 漆ノ型 火雷神』を受けて首を落とされます。
人間時代の記憶
元々鬼殺隊に所属していた人物です。元鳴柱に弟子入りし、善逸と共に修行した仲でした。
鬼になったことで超人的な身体能力や怪力を手に入れると共に呼吸も使用することができ、強さが飛躍的に向上します。
しかし「自分の努力を認めてくれなかった師範」や「見下していた善逸が評価されたこと」に怒りを覚え、鬼になります。
弟子が鬼になったことに責任を感じた師匠は腹を切って自決します。
8位 甘露寺蜜璃・伊黒小芭内・愈史郎 対 新上弦の肆 鳴女
戦闘名シーン
鳴女(なきめ)は上弦の肆 半天狗がやられた後に新上弦の肆となります。直接的な戦闘能力は描かれていませんが、以下の能力を使いこなすことができます。
- 無限城の操作
- 対象者の転送
- 眼球による索敵
特に無限城を自由自在に操ることで柱である甘露寺蜜璃と伊黒小芭内の二人も圧倒しています。
愈史郎が鬼であったことから気配を隠し、鳴女に近づき操ることに成功します。
しかし、無惨の力によって鳴女は頭を潰されて死亡してしまいます。
人間時代の記憶
多くの鬼は倒される時に人間だった過去の描写がありますが、鳴女の過去は明かされていません。
悲鳴嶼が昔、寺で一緒に生活をしていた沙代という少女が鳴女ではないかといった考察もありますが、公式でも明かされておらず謎が多いキャラとなっています。
7位 竈門炭治郎・煉獄杏寿郎 対 上弦の参 猗窩座
猗窩座(あかざ)との初戦は無限列車編で下限の壱 魘夢を倒した後に登場し、煉獄杏寿郎との戦闘となります。
猗窩座は強者との戦いを好む好戦的な性格で、不意打ちを狙うことはなく真向から勝負を挑みます。
強者には好意的に接する彼ですが、弱者には一転して冷たく接します。その差が見られたのは、煉獄・炭治郎と対面した無限列車での場面です。弱者に対しては「雑草」と吐き捨て、「話の邪魔になりそう」という理由で無言で殴り殺そうとするなど、徹底的に忌み嫌っています。
強者と出会うと素直にその力量を褒め称え「殺すのは惜しいから鬼にならないか」と進んで勧誘する場面もあります。
鬼になる事を拒否した相手に対しては「強い者が衰えていくのは見たくないので死んで欲しい」という他人に対する「強さ」だけを基準とする価値観から、容赦なく殺そうとします。
そして戦闘に突入した両者の実力に大きな開きはなく、高い次元での攻防を行なっていたものの、僅かな傷や疲労が確実に蓄積され体力にも限界がある人間と、頚を斬られない限りどの様な傷も瞬く間に治る鬼との生物としての差は覆しようがなく、煉獄は徐々に追い詰められていきます。
左目を潰され、肋骨を砕かれ、内臓を傷つけられる重傷を負いながらも一切屈することなく奥義の構えをとる煉獄を称えつつ、“炎の呼吸”の奥義を「破壊殺 滅式」で穿ち抜き、遂に鳩尾を貫通する致命傷を負わせます。
それでも首を切らんと刃を振るう煉獄に驚愕するが夜明けが近づいたこともあってトドメを刺せぬまま撤退を余儀なくされ、腕をもぎ取られながらも逃走します。
この時、およそ武人らしからぬ逃げの姿勢を見せた事で、炭治郎に日輪刀を投げ込まれ胸部を刺し貫かれた上に罵倒されます。
6位 胡蝶しのぶ・嘴平伊之助・栗花落カナヲ 上弦の弐 童磨
戦闘名シーン
童磨(どうま)は2枚の扇と、凍てつく血を使って様々な血鬼術を繰り出します。
広範囲を瞬時に凍らせる技や、鋭利な氷を生成する技など、非常に強力な血鬼術を使用します。
氷で攻撃してくる場合は破壊したり、避けたりすることで対処できるが、冷気での攻撃は範囲が広い上、肺が壊死してしまうため呼吸を使いこなす鬼殺隊にとっては天敵で、柱である胡蝶しのぶも致命傷を負います。
しのぶは、自身が生み出した藤の花の毒では上弦の鬼を倒せない事を鬼殺隊の長である産屋式耀哉から聞かされていました。そこで、無惨に反旗を翻す唯一の鬼・珠世の協力のもと毒を改良していました。
そして藤の花の毒を摂取し、自身の身体を毒の塊としていました。しのぶは自分が死ぬときは童磨が自分を食べることを知っており、カナヲはその事を事前にしのぶから聞かされていました。
童磨は毒により身体が溶け出します。伊之助とカナヲはその隙に斬りかかろうとしますが、童磨は『霧氷・睡蓮菩薩』を繰り出します。
カナヲは、極限までに動体視力を高めることが出来るが、使用すると失明してしまう技『終ノ型 彼岸朱眼』を繰り出して童磨の首に迫ります。
童磨の首は溶けていて斬り落とすことは簡単だったが、刀が首に入ったところで菩薩に冷気を浴びせ
られカナヲは凍らされてしまいます。
それを見ていた伊之助は日輪刀を投げつけ、カナヲの日輪刀を押し出され、童磨は首を落とされます。
人間時代の記憶
童磨は、子供の頃から両親によって「万世極楽教」という宗教の教祖として崇められてきました。理由は、目が虹色で髪が白橡色という特異な体をしていたためです。
しかし、童磨には神の声など聞こえません。そのため昔から感情の無い童磨は、両親に対する憐れみから話を合わせ、教祖として過ごし続けます。
ある日、父の女性関係が原因で父母がともに死亡します。しかし、童磨が感じたのは「部屋を汚さないでほしい」「早く換気しなきゃ」という気持ちのみで、両親が亡くなってもなお、童磨には何の感情も生まれませんでした。
その後20歳無惨に勧誘され鬼になり100年以上生きるも、人間の感情を理解することは一度もありませんでした。
現在は人間に化けて『万世極楽教』という宗教の教祖を務めており、悩み苦しむ信者たちを殺害する事で救済できていると思っています。
5位 炭治郎・禰豆子・不死川玄弥・時透無一郎・甘露寺蜜璃 対 上弦の肆 半天狗
戦闘名シーン
上弦の鬼の中でも倒し方が一番厄介な鬼です。
半天狗はピンチになると、身を守るために血鬼術を使って「積怒」「可楽」「空喜」「哀絶」に分裂します。
自分の感情を具現化することができ、分裂した各々の体が異なる強力な能力を持ち広範囲に及ぶ血気術を使います。
分裂した鬼に戦闘を任せ派手な攻撃をする反面、本体はねずみほどの大きさで早々に身を隠してしまいます。
本体の首を切らなければ、どれだけ分身を倒しても分裂するのみで死ぬことはありません。
炭治郎は優れた嗅覚で半天狗を見つけ出します。見つかると巨大化し、逃げ回りますが、半天狗は心臓の中の本体の首を斬られ敗北します。
人間時代の記憶
半天狗は目の見えないふりをして、お世話をしてくれる人に対して、盗んだり殺したりを続けていました。
しかもそれを悪いとも思わずに「儂が悪いのではない!!この手が悪いのだ!!」と醜く言い逃れようとしています。
その罪状から打ち首になる筈でしたが、無惨に鬼にしてもらいます。
4位 宇髄天元・炭治郎・善逸・伊之助 対 上弦の陸 堕姫・妓夫太郎
戦闘名シーン
こちらもまた倒し方が厄介な鬼です。
十二鬼月・上弦の陸(ろく)の堕姫は遊郭(ゆうかく)・吉原を根城にする鬼です
華々しい遊郭の世界で花魁(おいらん)としてトップの人気を誇っています。
失踪・駆け落ちなど、突如人がいなくなることは日常茶飯事であり、堕姫はおよそ10年ごとに顔・年齢・店を変えながら、遊郭に潜んで人を食らい続けています。
帯を自由に操作し、帯の中に人間を取り込んだり敵を切り裂くこともできます。
上弦の鬼の中では戦闘能力は低いため、柱との戦闘になると力関係は歴然です。堕姫はピンチになると体の中にいる兄の妓夫太郎を呼び出します。
妓夫太郎は自身の血で作り出した鎌を使い戦います。この鎌で切られると猛毒に感染して死に至ります。戦闘能力も高く柱とも互角以上で戦っています。
二人で一つの鬼であり、妓夫太郎と堕姫どちらの首も落とさなければ倒すことは出来ません。
炭治郎は宇髄にバックアップされ、妓夫太郎に顎を鎌で貫かれながらも妓夫太郎の首を斬ります。
同時に善逸、伊之助ももう片方の本体の堕姫の首を斬り倒します。
人間時代の記憶
堕姫は人間時代に付けられた名前は梅で羅生門河岸(らしょうもんがし)という遊郭の最下層で生まれます。
梅は年齢もいかない頃から大人がたじろぐほど綺麗な顔をしていました。
兄の妓夫太郎は醜く生まれて悲惨な人生を歩みますが、自分に自分に懐いてくれる美しい妹の梅のことだけは誇らしく感じています。
梅が13歳になった頃、客の侍に兄の妓夫太郎のことを侮辱され、目玉をかんざしで突いて失明させました。
その報復として、梅は縛り上げられて生きたまま焼かれてしまいます。
いつも梅を守っていた妓夫太郎が仕事から戻ると梅は丸焦げになっていました。
妓夫太郎は傷だらけになりながらもその場で侍に復讐を果たします。瀕死の梅を背負って歩く妓夫太郎の前に十二鬼月・童磨が出現し、2人は童磨により血を与えられて鬼となります。
首を斬られた二人はお互いをののしりあいますが、妓夫太郎は子供の頃、「俺たちは二人なら最強だ。寒いのも腹ペコなのも全然へっちゃら。約束する。ずっと一緒だ。絶対離れない。」と梅と約束したのを思い出します。妓夫太郎は梅を背負って、地獄の業火の中へ消えていきます。
3位 不死川実弥・不死川玄弥・悲鳴嶼行冥・時透無一郎 対 上弦の壱 黒死牟
戦闘名シーン
黒死牟は鬼として400年以上生きており、他の上弦の鬼と比較しても別格の力を持ちます。また、強者ながら常に冷静さを保ち、鬼舞辻からの信頼も非常に厚いです。鬼殺隊との関係も深く物語の根幹部分についても明らかになります。
黒死牟は鬼殺隊出身で、鬼でありながら呼吸や型を使用して戦うことが可能です。
それに加えて鬼の耐久力と回復力を兼ね備えており、単純な戦闘力が秀でています。
黒死牟の使う刀は折れてもすぐに再生でき、刀身の形を自由自在に変形可能です。さらに全身から刀を生やすこともでき、攻守にわたって最強と言えます。
鬼殺隊の中でも鍛錬を積み重ねることで発現する透き通る世界と痣を取得しており、筋肉の動きから敵の行動を予知できます。
黒死牟は、無限城にて「不死川兄弟・悲鳴嶼・無一郎」との戦闘の末に死亡します。戦いの中で弱点である首を克服しますが、無一郎の赫刀による傷跡から灰化が進行し、亡くなります。
人間時代の記憶
黒死牟は、元々鬼殺隊に所属した剣士でした。人間時代は「継国厳勝」という名前であり、日の呼吸の使い手「継国縁壱」の双子の兄にあたります。
厳勝は、縁壱と共に武家の家系に生まれます。戦国時代は双子が不吉だと考えられており、後継ぎは厳 勝のみにし、痣を持つ縁壱は10歳を機に出家する手筈になっていました。
二人は部屋も着物も教育にも差をつけられて育ちます。そのせいか縁壱はずっと母親の左脇にくっついていました。
しかしある日、縁壱が剣術の才能を持つことが判明します。この件で、縁壱が跡目として優勢に。心優しい縁壱は、自身が後継ぎになることを察して、母の死に伴い予定より早く家を出ます。
縁壱が家を出た後、母の日記を読んだ厳勝、そこには「母の左半身が不自由になりつつあったこと、縁壱がそれを支えていたこと」を知ります。
母親に甘えていただけと思っていた縁壱は、全てを見透かし母を支えていました。縁壱という天才へ激しい嫉妬を抱きます。
縁壱が消えた後、厳勝は家庭を持ち十年余り平穏に暮らします。しかしある日、厳勝は野営中に鬼に襲われてしまいます。その窮地を救ったのは縁壱でした。思わぬ形で兄弟は再会を果たします。
再会した縁壱は、剣術・人格において非の打ち所のない人となっていました。嫉妬心に塗れ、縁壱を超えたかった厳勝は、家族を捨てて縁壱と同じ鬼狩りの道へと進みます。
剣士として着々として成長する厳勝ですが、縁壱に追いつくことはできません。発現すると20代で死んでしまうという痣も現れ死期が近づきます。
そんな中、鬼舞辻無惨と遭遇。鬼側へ勧誘を受けます。強さを追い求めた厳勝は、全てを捨てて鬼になり、縁壱を超えることを選択します。
鬼化して60年ほど経った日の夜、80歳を超えた縁壱と再会。弱った縁壱姿とは裏腹に一撃で黒死牟を追い詰めます。
黒死牟は死を覚悟しますが、戦いの最中縁壱は老衰で死亡します。こうして兄弟の戦いは、縁壱の勝ち逃げという形で幕を降ろします。
黒死牟は最後の瞬間まで弟に嫉妬し続けます。
2位 竈門炭治郎・富岡義勇 対 上限の参 猗窩座
戦闘名シーン
煉獄杏寿郎を倒した猗窩座との再戦で無限城で冨岡義勇、竈門炭治郎と対峙します。
猗窩座は戦いを通し炭治郎を強者であると認め、既に亡くなっている煉獄へ感謝の言葉を述べます。
同時に、煉獄への侮蔑と受け取れるような言葉を発し、炭治郎の怒りに触れます。炭治郎と共に居た義勇に対しても強者だと感じとり、嬉しそうに「名前を教えてくれ!」と叫びながら攻撃を繰り出します。
炭治郎と義勇はお互いに危機が迫るともう一方が敵の四肢を切り落としカバーしあいます。
しかし、疲れを感じない、首以外の全てが再生する鬼が徐々に優勢となります。
戦いを通し炭治郎「透き通る世界」に目覚めたことで形勢が逆転します。ついにヒノカミ神楽で猗窩座の首を刎ねます。しかし「まだ戦える」と猗窩座は自らの首をつなげようとします。
人間時代の記憶
人間の頃の名前は”狛治”。彼の父親は病弱でしたが、狛治はそれを苦だとは思っていませんでした。しかし、貧しい暮らしで、父親の薬代のために狛治は盗みを繰り返していました。父親は子供に罪を犯して欲しくないと自殺してしまいました。
父を亡くし、犯罪者として江戸から地方へ流された狛治はそこで”素流”という武術の道場を開いていた慶蔵と出会います。慶蔵の娘・恋雪は生まれたころから病弱で、慶蔵に気にいられた狛治は彼女の看病を任されました。狛治の看病もあり、恋雪は次第に元気を取り戻していきます。
狛治は18歳になり、恋雪は16歳になった頃、狛治は慶蔵から道場を継ぐ話を持ち掛けられ、恋雪と祝言をあげることになります。狛治は「こんな自分でもやり直せる」と期待を胸に抱きます。
しかし、幸せが目前に迫っていた時、2人は毒殺されてしまうのです。父親の墓参りから戻った狛治はその事実を聞かされ、すぐに井戸水に毒を入れた剣術道場を襲撃し、67人を素手で殺害してしまいます。
67人を素手で殺害したという事件はすぐに無惨の耳にも入ります。
鬼舞辻無惨は狛治の元へやってきて、自分の血を与えます。
そうして狛治は猗窩座となりますが、自分が弱いために大切な人を守れなかったやるせなさから、人間の頃の記憶を失くしてもなお強さを求める鬼となります。
炭治郎に首を斬られ今までの記憶を取り戻した猗窩座は、本当に恨み、殺したかった人物が自分であることに気づき、微笑みながら自らに血鬼術を使い自決します。
1位 鬼殺隊 対 鬼舞辻無惨
人間時代の記憶
諸悪の根源、鬼舞辻無惨にも人間の時代があります。
無惨は平安時代の貴族として生を受けます。しかし、無惨は生まれつき体が弱く、「二十歳になるまでに死ぬ」とされていました。そんな中、一人の医師が無惨を助けようと苦心した結果、新薬を開発します。薬を飲んでも成果が全く見えなかったことに腹を立てた無惨は、背後から刃物で医師の頭を割って殺害してしまいます。
しかし、その後に薬が効き始め、無惨は強靭な身体を手に入れていた事に気付きます。しかし、日光に晒されると肉体が崩壊するようになり、行動を制限される事に酷く屈辱を感じます。
無惨は医師が『青い彼岸花』を使って薬を開発した事を突き止め、その原料を探し求めます。しかし、いくら探しても『青い彼岸花』はおろか、それに関する情報さえも手に入れる事ができませんでした。
そこで無惨は人間を使って鬼を生み出し、『青い彼岸花』と、『鬼が太陽を克服する方法』を探させるようになります。
戦闘名シーン
刀鍛冶の里の戦いで半天狗に変わって上弦の肆となった鳴女の能力により、ほとんどの鬼狩りの居場所と禰豆子の場所を捕捉します。
病により、今にも死にそうになっている産屋敷耀哉を無惨は殺そうとしますが、耀哉は無惨が来る事を悟っており、妻や自身の子供を巻き添えにして屋敷を爆破します。
それにより無惨は体の多くを破損する。そこへかつて無惨の呪いを解いた鬼・珠世が現れます。珠世は血鬼術により無惨の動きを封じ、自身が作り出した『鬼を人間にする薬』を無惨へ投与する。そしてそこへ耀哉から罠の事を聞いていた岩柱の悲鳴嶼行冥が訪れます。
悲鳴嶼は日輪刀で無惨の首を落とすが、無惨は日光でしか倒すことができません。そして次々と柱や炭治郎たちが駆けつけ戦おうとしますが鬼殺隊士たちを異空間である『無限城』へと落とします。無惨は珠世と共に肉の球の中へ閉じこもって薬を分解します。
復活を遂げた無惨は「鬼狩りは今夜潰す」と宣言します。無限城では無惨と炭治郎と義勇が相対します。無惨は自身の手を刃状に変え、鞭のように伸縮させて炭治郎と義勇を攻撃します。
無惨の攻撃の速度は凄まじく、炭治郎は感覚でかろうじて避けている状態でした。炭治郎は攻撃を掻い潜って攻撃しようとするが、無惨は炭治郎の右眼を潰します。
無惨の攻撃で炭治郎が絶体絶命に陥った時、甘露寺蜜璃が現れて無惨に斬りかかり、炭治郎は伊黒小芭内に助けられます。
鳴女を通して蜜璃と小芭内が死んでいると伝えられていた無惨は「何をしている鳴女!」と激怒します。
珠世が作り出した鬼・愈史郎により鳴女を操り無惨に誤情報を送っていたことに気づいた無惨は鳴女の細胞を破壊して殺害します。しかし愈史郎は鳴女の細胞が死滅する前に無限城を操作して無惨を地上へ出すことへ成功させます。
無惨たちが現れた場所は市街地だった。夜明けまではまだ1時間半もあり、炭治郎たちはそれまで無惨を地上に引き留める必要があります。
無惨は背中から刃の触手を生やしてさらに苛烈な攻撃を繰り出します。完全に日輪刀が無惨の身体を斬り裂いても、無惨はその瞬間に傷が再生するとともに、自身の猛毒な血を混ぜた攻撃により、柱たちは劣勢に立たされます。鬼殺隊の一般隊士が肉壁となって柱を守り時間を稼ぎます。
炭治郎は顔の一部が無惨の血で変貌していたが、愈史郎の治療により一命を取り留め、意識を取り戻します。死の淵で日の呼吸を思い出した炭治郎は無惨に斬りかかります。ギリギリで無惨の攻撃を躱し、なかなか止めを刺せないことを訝しみ、珠世が使った薬のせいだと考えます。
珠世はしのぶと薬の研究をしており、複数の薬をかけ合わせ、分解されることは前提の薬を作っていました。一つ目は人間に戻す薬、二つ目は老化の薬、片方が効かなかったときに、残った薬がより強力に作用するよう細工をしていました。
薬は一分で五十年無惨を老いさせることができ無惨は九千年は老化していることに気づきます。
無惨は縁壱と戦った時と同じ様に肉片を飛散させて逃亡しようとするが、珠世の薬には分裂を阻害する薬も含まれており、分裂に失敗します。
遂に夜が明け窮地に立たされた無惨は、肉体を守るため肉を膨れ上がらせ、巨大な赤ん坊の姿となります。
赤ん坊は日光に灼かれながら逃走を始めますが、生き残っていた鬼殺隊の隊士たちは瓦礫を落としたり、車で赤ん坊に突撃したりして赤ん坊を引き止めます。炭治郎は最後の力で無惨の心臓を突き刺し無惨は太陽に灼かれて消滅します。
まとめ
鬼滅の刃は戦闘だけでなく、鬼になる前の人間だった悲しい背景も描かれており数多くの感動できるシーンが描かれています。
今回紹介した他にも感動するシーンが多くあるので読んでみて下さい。
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