この記事では
・ポンジスキームとは何か
・投資の相場
・投資詐欺にあわないための方法
について解説しています。
姉さん、前に話してた投資信託の利回りって約9%って話だったわよね。
そうね、現状初心者ができる最も利回りいい投資先だと思うわ。
そう、それなら私もっといいの見つけちゃったかも
こんなやつなんだけど。
これは完全に詐欺だから振り込んじゃだめよ。
そんなことないわ。この人は実績もあって実際に振り込んだらお金が増えったってネットに書いてあったわよ。
それは相手を信じ込ませるためにやってるのよ。
それにここに書いてある元本保証だけど、銀行や信用組合のような正式に認可を受けた金融機関以外は元本保証をしてお金を集めるのは出資法違反になるわ。
そうだったのね、騙されるところだったわ・・・
やっぱり投資なんて危ないからやめた方がいいのかしら。
そんなことないわ。
大切なのは、騙されない方法をしっかりと身に着けておくことよ。
ということで今日は投資詐欺にあわないための方法について説明するわ。
騙されない方法なんてあるの?
そうね、多くの投資詐欺はポンジスキームという詐欺を応用しているのよ。
まずはポンジスキームについて学びましょう。
ポンジスキームとは何か
ポンジスキームは一言でいうと出資金を運用しないで配当に回す自転車詐欺の事です。昔チャールズ・ポンジという人が行った詐欺でその名前が由来となっています。
内容としては、ある詐欺師が、出資者に年間に50%の利回りがあると言ってお金を回収します。
普通だと信用しませんが、一部の人は「なくなってもいいやという気持ちでお金を預けます。」
その後、配当金として本当に50%のお金を返します。
出資者は実際に手元にお金が返ってくると、本当に増えるんだと信じ込んで、さらにお金を投資します。
さらに、噂はどんどん広まり、新しく投資してくれる人、既存のお客さんがさらに投資してくれるようになります。
すると出資金がどんどん膨らむので、詐欺師の手元にどんどんお金が入ってきます。出資金がどんどん入ってくるので、増えている間は配当金を支払い続けることで噂が広まります。
しかし実際にお金を運用しているわけではないので、いつかは赤字になってしまいます。
そこで、お金が一番増えた所でいきなり出資金をすべて持って消えるというのが詐欺の手法です。
この詐欺がうまくいく仕組みとして実際に配当金が支払われるため、出資者側から見るとお金が増えているというところです。お金が増えている間は問題にもなりにくいため、見分けるのが分かりにくくなっています。
投資詐欺にあわないためには?
投資の相場を知っておこう
こういった詐欺にあわないためには、投資の相場を知っておくことが重要です。
株式や債券投資などの不労取得で安定的に収入を得るための相場は元本に対して高くても3%~7%です。
投資家で有名なウォーレン・バフェットでも平均の年間利回りは20%と言われています。
この相場を大きく上回るような運用をするのは一般人では不可能と考えましょう。
こうした相場を知っていることで、「この投資は利回りがおかしい、詐欺じゃないのか?」と疑うことができるようになります。
なるほど、そうやってみると9.3%の利回りのS&P500の相場はすごいわね
そうね、でも平均的にみると、そうなってるだけで年単位で見るとマイナスになる年もあるから注意してね
参考
大手証券会社を利用しよう
投資を行うときは株式や債券など大手証券会社で売っているものを購入しましょう。扱っている機関の住所なども登録されており、投資したお金を持ち逃げするリスクが低いためです。
私募ファンドなど人づてに売るような案件には手を出さないようにしましょう。
姉さんのおかげで投資の詐欺に騙されないためにどうすればいいか分かったわ
今後も役に立ちそうな情報があれば教えるわね
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