今回は特殊詐欺について解説します。
このブログではお金を増やすための方法について解説を行っていますが、こうした詐欺に引っかかると大きくお金を失い今までの努力が水の泡になってしまいます。
今ではインターネットや電話を使い対面する事なくお金をだまし取る特殊詐欺が増加しています。
今回は
について解説します。
皆さまごきげんよう。私はFP1級の資格を取得しており、初心者向けに分かりやすいお金に関する情報を月に20万人以上に発信し続けています。
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特殊詐欺とは
特殊詐欺はインターネットや電話を使い対面する事なくお金をだまし取る詐欺の総称の事です。
各年齢層別の被害者の割合は以下のようになっています。
男(%) | 女(%) | |
19歳以下 | 0.1% | 0.1% |
20~29歳 | 0.7% | 0.6% |
30~39歳 | 0.7% | 0.6% |
40~49歳 | 1.4% | 1.0% |
50~59歳 | 2.2% | 2.6% |
60~64歳 | 2.8% | 4.3% |
65~69歳 | 5.2% | 6.8% |
70~79歳 | 10.2% | 19.0% |
80~89歳 | 7.9% | 31.0% |
90~99歳 | 1.1% | 1.7% |
100歳以上 | 0.0% | 0.0% |
合計 | 32.3% | 67.7% |
主に高齢者の被害が多くなっていますが、ツイッターなどのSNSなどを入り口として若者を狙った詐欺もあるため注意が必要です。
警察庁によると特殊詐欺の認知件数は1万5000件以上と年々増加傾向があります。
特殊詐欺にはさまざまな種類があり、現在ではやり口も複雑化しています。
以下ではそれらの詐欺についてどのようなものがあるか解説していきます。
オレオレ詐欺
オレオレ詐欺とは、親族、警察官、弁護士等を装い、親族が起こした事件・事故に対する示談金等を名目に金銭等をだまし取る(脅し取る)ものです。
電話を掛けるときに「俺だよ俺」と言って信用を得ることから名前がついています。
警察庁による認知件数だけでも毎年数千件の事件が発生しています。
認知件数 | 検挙件数 | |
平成21年 | 3,057 | 2,086 |
平成22年 | 4,418 | 1,742 |
平成23年 | 4,656 | 1,668 |
平成24年 | 3,634 | 1,802 |
平成25年 | 5,396 | 1,749 |
平成26年 | 5,557 | 1,793 |
平成27年 | 5,828 | 1,958 |
平成28年 | 5,753 | 1,974 |
平成29年 | 8,496 | 2,716 |
平成30年 | 9,145 | 3,401 |
令和元年 | 6,725 | 3,274 |
令和2年 | 2,272 | 1,890 |
令和3年 | 3,085 | 1,460 |
令和4年 | 4,278 | 1,771 |
預貯金詐欺
預貯金詐欺とは、親族、警察官、銀行協会職員等を装い、「あなたの口座が犯罪に利用されており、キャッシュカードの交換手続きが必要である」などの名目で、キャッシュカード、クレジットカード、預貯金通帳等をだまし取る(脅し取る)ものです。
こちらも毎年数千件の事件が発生しています。
認知件数 | 検挙件数 | |
令和2年 | 4,135 | 1,715 |
令和3年 | 2,431 | 2,128 |
令和4年 | 2,362 | 1,427 |
架空料金請求詐欺
架空料金請求詐欺とは、未払いの料金があるなど架空の事実を口実とし金銭等をだまし取る(脅し取る)ものです。
裁判という言葉をちらつかせることで、被害者の不安感をあおったり「保険が使えるから全額返金される」などと言いお金を支払わせようとしてきます。
こちらも毎年数千件の被害が発生しています。
認知件数 | 検挙件数 | |
平成21年 | 2493 | 1137 |
平成22年 | 1774 | 1607 |
平成23年 | 756 | 706 |
平成24年 | 1177 | 370 |
平成25年 | 1522 | 354 |
平成26年 | 3180 | 293 |
平成27年 | 4097 | 1119 |
平成28年 | 3742 | 1149 |
平成29年 | 5,753 | 1034 |
平成30年 | 4,844 | 1271 |
令和元年 | 3,533 | 1381 |
令和2年 | 2,010 | 490 |
令和3年 | 2,117 | 251 |
令和4年 | 2,893 | 179 |
還付金詐欺
還付金詐欺とは、税金還付等に必要な手続きを装って被害者にATMを操作させ、口座間送金により財産上の不法の利益を得るもののことです。
毎年の認知件数は以下の通りです。
認知件数 | 検挙件数 | |
平成18年 | 482 | 0 |
平成19年 | 2571 | 121 |
平成20年 | 4539 | 365 |
平成21年 | 299 | 420 |
平成22年 | 83 | 240 |
平成23年 | 296 | 2 |
平成24年 | 1133 | 116 |
平成25年 | 1817 | 146 |
平成26年 | 1928 | 194 |
平成27年 | 2376 | 413 |
平成28年 | 3682 | 735 |
平成29年 | 3129 | 488 |
平成30年 | 1904 | 187 |
令和元年 | 2375 | 376 |
令和2年 | 1804 | 450 |
令和3年 | 4004 | 747 |
令和4年 | 4679 | 1070 |
融資保証金詐欺
融資保証金詐欺とは、実際には融資しないにもかかわらず、融資を申し込んできた者に対し、保証金等の名目で金銭等をだまし取る(脅し取る)もののことです。
毎年の認知件数は以下の通りです。
認知件数 | 検挙件数 | |
平成21年 | 1491 | 2026 |
平成22年 | 362 | 1600 |
平成23年 | 525 | 43 |
平成24年 | 404 | 25 |
平成25年 | 469 | 270 |
平成26年 | 591 | 71 |
平成27年 | 440 | 65 |
平成28年 | 428 | 56 |
平成29年 | 548 | 123 |
平成30年 | 421 | 167 |
令和元年 | 348 | 91 |
令和2年 | 295 | 198 |
令和3年 | 156 | 30 |
令和4年 | 139 | 37 |
金融商品詐欺
金融商品詐欺とは、未公開株や社債等の有価証券などの虚偽の情報を提供し、購入すれば利益が得られるものと信用させ、その購入名目等で金銭等をだまし取る(脅し取る)ものです。
毎年の認知件数は以下の通りです。
認知件数 | 検挙件数 | |
平成22年 | 112 | - |
平成23年 | 773 | 73 |
平成24年 | 1986 | 647 |
平成25年 | 1875 | 797 |
平成26年 | 1228 | 741 |
平成27年 | 663 | 429 |
平成28年 | 346 | 411 |
平成29年 | 104 | 188 |
平成30年 | 46 | 40 |
令和元年 | 27 | 30 |
令和2年 | 58 | 37 |
令和3年 | 30 | 10 |
令和4年 | 31 | 6 |
ギャンブル詐欺
ギャンブル詐欺とは、不特定多数の者が購入する雑誌に「パチンコ打ち子募集」等と掲載したり、不特定多数の者に対して同内容のメールを送信し、会員登録等を申し込んできた被害者に対して会員登録料や情報料等の名目で金銭等をだまし取る(脅し取る)もののことです。
毎年の認知件数は以下の通りです。
認知件数 | 検挙件数 | |
平成22年 | 115 | - |
平成23年 | 172 | 63 |
平成24年 | 261 | 14 |
平成25年 | 587 | 27 |
平成26年 | 467 | 64 |
平成27年 | 271 | 71 |
平成28年 | 117 | 49 |
平成29年 | 113 | 44 |
平成30年 | 65 | 28 |
令和元年 | 48 | 14 |
令和2年 | 98 | 35 |
令和3年 | 62 | 5 |
令和4年 | 48 | 29 |
交際あっせん詐欺
交際あっせん詐欺とは、不特定多数の者が購入する雑誌に「女性紹介」等と掲載したり、不特定多数の者に対して「女性紹介」等を記載したメールを送付するなどし、これに応じて女性の紹介等を求めてきた被害者に対して会員登録料金や保証金等の名目で金銭等をだまし取る(脅し取る)ものです。
毎年の認知件数は以下の通りです。
認知件数 | 検挙件数 | |
平成22年 | 17 | - |
平成23年 | 25 | 1 |
平成24年 | 43 | 9 |
平成25年 | 53 | 21 |
平成26年 | 53 | 4 |
平成27年 | 47 | 13 |
平成28年 | 26 | 1 |
平成29年 | 21 | 22 |
平成30年 | 44 | 45 |
令和元年 | 8 | 1 |
令和2年 | 22 | 14 |
令和3年 | 7 | 2 |
令和4年 | 8 | 0 |
キャッシュカード詐欺盗
キャッシュカード詐欺盗とは、警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を装って被害者に電話をかけ、「キャッシュカードが不正に利用されている」等の名目により、キャッシュカード等を準備させた上で、隙を見るなどし、同キャッシュカード等を窃取するものです。
毎年の認知件数は以下の通りです。
認知件数 | 検挙件数 | |
平成30年 | 1348 | 391 |
令和元年 | 3777 | 1617 |
令和2年 | 2850 | 2591 |
令和3年 | 2602 | 1961 |
令和4年 | 3051 | 2102 |
特殊詐欺認知・検挙状況
これらの特殊詐欺のデータは警察庁のホームぺージで公開されています。
毎年最新のデータが公開されるのでこちらを参考にすると新しい情報が得られます。
特殊詐欺の被害額と身を守る方法
警察庁によると特殊詐欺の被害額は令和4年度では1件あたり213万円というデータが出ています。
こういった詐欺に引っかかると大きく資産を失い豊かな生活から大きく遠ざかってしまいます。
詐欺を防ぐ大きな対策詐欺がどのように行われるのか知っておくことです。
詐欺がどのように行われるか知っておけば「いまから自分は何をさせられようとしているのか」「相手は何がしたいのか」が分かるようになり、被害に遭いにくくなります。
また似たような詐欺に遭いそうになった時、「これは詐欺かもしれない」と鼻が利くようになります。
以下のサイトではこうした詐欺についてやお金を増やすための方法についてまとめています。
記事を読んで知識を身に着けていきましょう。
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