この記事はインデックスファンド初心者向けてyoutubeなどでおすすめされているeMAXIS Slim 全世界株式とはどういう投資商品なのかを解説する記事です。
この記事を読むことで
・インデックスファンドとは何か
・eMAXIS Slim 全世界株式とは何か
を知ることができます。
インデックスファンドとは何か
インデックスファンドは指数に連動する投資信託です。
指数とは、マーケットの動向などを表す指標のことで、日本の株式市場では、日経平均株価やTOPIXが、日本の債券市場では、NOMURA-BPI総合などが代表的な指数とされています。
インデックスファンドの運用では、こうした指数が運用の目標として選定され、その指数と連動するように機械的に株式が購入・売却されます。
優良なインデックスファンドに投資するのメリットとして
・購入・売却を機械的に行うため手数料が安い
・価値が長期的に上昇しているため長期投資に向いている
・インフレ対策になる
というメリットがあります。
今回紹介するインデックスファンドは、金融庁がつみたてNISA対象にした商品です。
金融庁は投資家が投資で利益を得ること(得た利益から税金を回収すること)を目的にしており、手数料が高い証券会社の不良投資商品を除外しています。
ここから金融庁のつみたてNISA対象に選ばれた、優良商品であることがわかります。
それでは見ていきましょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む先進国、新興国の株式に投資できるインデックスファンドです。
全世界に投資していくため、リスクを分散しながら新興国の経済成長による利益を享受できます。
投資信託初心者にも始めやすい銘柄として選ばれやすく、ローリスクローリターンでコツコツ投資していきたい人向けの商品です。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスとは、金融商品の指数を提供する会社として世界的に有名な米国のMSCI社が提供する株価指数です。
2022年6月現在、先進国23か国と新興国24か国にまたがる2,863銘柄で構成されています。
また、世界株投資のベンチマークとして世界中で用いられている信頼できる指標です。
簡単にまとめると、世界の経済が良くなれば良くなるほど上昇する指数です。
・運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社
・ファンド設定日:2018年7月3日
・信託報酬 (税込)/年:0.1144%以内
・純資産:約7,609億円
・連動指数:MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
・運用方針:日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。
(2022年11月30日時点)
組入上位10ヵ国 地域 比率
1 アメリカ 58.0%
2 日本 5.5%
3 イギリス 3.8%
4 フランス 3.0%
5 カナダ 3.0%
6 スイス 2.5%
7 ケイマン諸島 2.2%
8 ドイツ 2.1%
9 オーストラリア 2.0%
10 台湾 1.6%
組入上位10業種 業種 比率
1 情報技術 20.0%
2 金融 14.9%
3 ヘルスケア 12.1%
4 一般消費財・サービス 10.8%
5 資本財・サービス 9.7%
6 生活必需品 7.1%
7 コミュニケーション・サービス 6.9%
8 エネルギー 5.2%
9 素材 5.0%
10 公益事業 2.9%
組入上位10銘柄 地域 業種 比率
1 APPLE INC アメリカ 情報技術 3.7%
2 MICROSOFT CORP アメリカ 情報技術 2.8%
3 AMAZON.COM INC アメリカ 一般消費財・サービス 1.5%
4 ALPHABET INC-CL A アメリカ コミュニケーション・サービス 1.2%
5 NVIDIA CORP アメリカ 情報技術 0.8%
6 EXXON MOBIL CORP アメリカ エネルギー 0.8%
7 UNITEDHEALTH GROUP INC アメリカ ヘルスケア 0.7%
8 TESLA INC アメリカ 一般消費財・サービス 0.7%
9 TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC 台湾 情報技術 0.7%
10 JOHNSON & JOHNSON アメリカ ヘルスケア 0.7%
おすすめする理由
この商品を買うだけで世界の約50ヶ国に幅広く分散投資できることから、世界の約50ヶ国に幅広く分散投資しているため、その国の政治や経済の変化によって国の投資商品の価格がが軒並み下落するカントリーリスクを大きく減らして投資できます。
さらに、経済の動向によって、投資する地域の割合や組み入れ銘柄も自動で調節してくれます。
どのインデックスファンドに投資すべきか悩んでいる方には、特におすすめの商品です。
過去実績
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)チャート推移
過去のチャート(パフォーマンス)を確認すると、コロナショックなどの影響で一時的な下落局面はあるものの、長期的にみると右肩上がりに推移してます。
また、目標指数(ベンチマーク)であるMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス指数ともしっかりと連動しています。
引用:三菱UFJ国際投信 月次レポート2023/1/31
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス指数チャート推移
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の目標指数である、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス指数のパフォーマンスを長期間(直近15年)で確認すると、一時的な下落局面はあるものの、長期的にみると右肩上がりに推移しています。
引用:モーニングスター株価指数
期待されるメリット
リターン(年率) (引用:日本経済新聞社 リスク・リターン (2023年1月末時点))
6ヵ月:-0.74%、1年:+5.01%、3年:+12.69%
直近6か月は世界的な株安に伴いマイナスとなっていますが、長期で見るとプラスになっています。
最低限期待できるリターン
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の目標指数である、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス指数の過去パフォーマンス実績は下記とおりです。
(年率平均・配当込み・円ベース・2023年1月末時点集計)
15年間の年率平均を試算するとリターンは約8%となります。
長期的には最低限8%程のリターンを見込めます。
15年間で投資額は約318%(100円の投資が333円)となっています。
世界の約50ヶ国に幅広く分散投資しているため、その国の政治や経済の変化によって国の投資商品の価格がが軒並み下落するカントリーリスクを減らすことができ、運用成績でも、15年で318%は非常に好パフォーマンスです。
また、今回集計した年率過去実績ではマイナスの年が無く、安定的な高パフォーマンスが魅力的です。
まとめ
今回は
・インデックスファンドとはなにか
・eMAXIS Slim 全世界株式とはなにか
について説明しました。
eMAXIS Slim 全世界株式は楽天証券で購入することができるので、気になった方は以下にリンクを張っていますので参考にしてください。
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