第23回 配当金の節税方法とは 申告分離課税と総合課税の違い 未夜の金融解説  

金融解説

この記事は

・株式にかかる税金っていくらなの?

・配当金の節税方法ってどうやるの?

・株の確定申告ってした方がいいの?

という疑問を持っている方に向けて解説しています。

未夜
未夜

今回は株にかかる税金について説明するわ。

株の税金は約20%よね

過夜
過夜
未夜
未夜

そうね、でも確定申告をうまく使うことで配当にかかる税金を最大7.2%に下げることもできるのよ。

節税できるのね、詳しく聞きたいわ

過夜
過夜

それじゃあ解説していくわね

株式にかかる税金とは

 

株式は、「購入した株式の価格が上昇し、株式を売ったときに出た利益(譲渡益)」、「株式を保有したことによる配当金」に対して課税されます。

譲渡益、配当金ともに20.315%課税されます。株式の口座解説を行ったとき特定口座を「特別徴収あり」で選択した場合、自動的に課税額を利益から引いてくれます。

この課税額ですが、配当金は自分の所得に応じて減額することができます。

今回はその方法について、解説します。

 

配当金の節税方法

  

株式の課税される方法については、以下の3つから選ぶことができます。

・源泉徴収ありで確定申告をしない

・申告分離課税で確定申告する

・総合課税で確定申告する

 

各課税方法には次の特徴があります。

 

 

配当金の課税額を減らすための申告方法は「総合課税で確定申告する方法」です。

 

この方法を使うことによって配当金にかかる税率が課税所得金額に応じて調整されます。

 

課税所得とは、所得税の課税対象となる個人所得のことです。 収入から必要経費などを除いた「所得」から、基礎控除や配偶者控除などの各種所得控除の合計を引いた金額で、これに税率をかけて所得税額を算出されます。

 

以下のように源泉徴収票から算出することができます。

 

総合課税を選択したときの税率は以下の表のようになります。

 

課税所得が695万円以下の場合、総合課税を選択することで配当金にかかる税金を安くすることができます。

 

課税取得が330万円以下であれば、配当金にかかる税率を約13%も減らすことができます。

 

ただし、課税所得金額が695万円を超えると、総合課税を選択することによって多く税金を支払う必要が出てくるので注意しましょう。

 

総合課税で確定申告をすることでこの税率に変えることができます。

 

証券口座の開設の時、特定口座(源泉徴収あり)で選択している方も、確定申告で総合課税を選択することで、総合課税の税率が適用され、支払いすぎた税金が還付されます。

 

まとめ

 

株式の配当金は課税所得が695万円以下の場合、確定申告で総合課税を選択することで節税することができます。

 

最大で13%も節税できるため、活用しましょう。

 

なるほど、確定申告で総合課税を選択すればいいのね。覚えておくわ。

過夜
過夜

そうね、確定申告はお金を知識を身に着けるための役に立つし、慣れれば半日もかからないからできるようになってほしいわ。

ところで今回説明した申告分離課税ってのは何かメリットがあるの?
特定口座を作っておけば勝手に税金は徴収されるし、メリットがよくわからないんだけど。

過夜
過夜

いいところに気づいたわね。
申告分離課税で確定申告するのにもメリットがあるのよ。

へぇ、どんなメリットなの?

過夜
過夜

じゃあ次回はその説明をしていくわ。

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