2024年1月高配当株 おすすめ銘柄まとめ

株式

皆さんごきげんよう。

 

今回は2024年1月時点での高配当株おすすめ銘柄についてまとめた記事を作成します。

 

今年度から新NISAによって個別株に240万円非課税で投資することができるようになり、株購入はますます注目されています。

 

この記事では年間にもらえる配当額が高く、会社が安定しており今後減配や株価の下落の可能性が低い株式についてまとめています。

 

どのような理由でその株式を選んだかという理由についてもまとめており、最終的には誰でも良い株式を選定できるようにすることを目的としているので参考にしてもらえればと思います。

 

※今回勧めている株式は自分でも一部購入予定ですが、必ず株価が上がる・損をしないというわけではありません。購入は自己責任でお願いします。

  

株式の選定方法

 

結論からになりますが今回株式を選定するための項目としては、金融の解説を行うことで有名なyoutuberの両学長の選定方法を参考としています。以下の11項目を総合的に評価して、株式を購入します。

 

(1) 配当利回り3.75%以上

(2) 配当推移が上昇傾向、変動が激しくない

(3) 配当性向が60%以下

(4) 売上高が長期的に上昇傾向、変動が激しくない

(5) 営業利益率が10%以上

(6) 自己資本比率が40%以上

(7) EPSが上昇傾向、変動が激しくない

(8) 1株当たりの純資産が長期的に上昇傾向

(9) 流動比率200%以上

(10) 営業活動によるキャッシュフローが上昇傾向、変動が激しくない

(11) 配当金が一時的に2倍に増加しただけではないか(記念配など短期的な値上がりではないか)

 

参考動画

 

おすすめ高配当株

 

それでは今回おすすめする高配当株について解説していきます。

 

今回選んだ株式は2024年1月現在で高配当ランキングベスト100に入るものから安定的に配当が得られると考えられるものを選びました。

 

今回選んだ銘柄については過去10年での減配が1回以下、配当性向3.75%以上、配当推移が上昇傾向が前提となっており、高配当株投資向きの銘柄を選定しました。

選んだ銘柄は以下の通りです。

 

1719 安藤・間

5021 コスモエネルギーホールディングス

7433 伯東

8892 日本エスコン

6070 キャリアリンク

9733 ナガセ

6384 昭和真空

9698 クレオ

 

1719 安藤・間

総合建築業を営んでいる企業です。
具体的には建築用資材の販売及びリース、土木及び建築工事の施工を行っています。

 

各指標については以下の通りです。

 

各指標 評価
配当利回り3.75%以上
配当推移が上昇傾向、変動が激しくない
過去10年間の減配1回以下
配当性向が60%以下
売上高が長期的に上昇傾向、変動が激しくない
営業利益率が10%以上 ×
自己資本比率が40%以上
EPSが上昇傾向、変動が激しくない
1株当たりの純資産(BPS)が長期的に上昇傾向
流動比率200%以上 △(約149%)
営業活動によるキャッシュフローが上昇傾向、変動が激しくない ×
配当金が一時的に増加していないか(記念配など短期的な値上がりではないか)

 

総合評価

おすすめ度6.5(10段階中)

 

この企業は直近10年では減配しておらず、配当性向も40%程度と無理のない配当を出していることが分かります。自己資本比率も上昇傾向で、現状44%あります。

 

営業利益率が少し低く、営業活動によるCFの変動が激しいといった点はマイナスですが、EPSや売上高推移は長期的に見ると上昇しており、今後も期待できる企業です。

 

5021 コスモエネルギーホールディングス

原油の自主開発から輸入・精製・貯蔵・販売を主な事業としている企業です。

 

 

各指標 評価
配当利回り3.75%以上
配当推移が上昇傾向、変動が激しくない
過去10年間の減配1回以下
配当性向が60%以下
売上高が長期的に上昇傾向、変動が激しくない
営業利益率が10%以上 ×
自己資本比率が40%以上 ×
EPSが上昇傾向、変動が激しくない
1株当たりの純資産(BPS)が長期的に上昇傾向
流動比率200%以上 △(約102%)
営業活動によるキャッシュフローが上昇傾向、変動が激しくない ×
配当金が一時的に増加していないか(記念配など短期的な値上がりではないか)

 

総合評価

おすすめ度5.5(10段階中)

 

この企業は上場以降減配しておらず、配当性向も18%程度と無理のない配当を出していることが分かります。またBPSも上昇傾向にあります。

 

ただし、自己資本比率は上昇傾向ですが25%と低めで、営業利益率も低めです。

営業活動によるCFも変動が激しく直近では減少しています。

 

現状、減配はしていませんが、この会社は2015年上場のため過去のデータが少なく、今期は配当をたくさん出していますが今後も続くかどうかは不明です。

 

BPSや自己資本比率を年々上げている所は高評価なのでその点を鑑みて購入を検討する余地はあります。

 

7433 伯東

電子・電気機器、電子部品の販売及び輸出入並びに工業薬品の製造・販売を主な事業としている企業です。

 

 

各指標 評価
配当利回り3.75%以上
配当推移が上昇傾向、変動が激しくない
過去10年間の減配1回以下
配当性向が60%以下
売上高が長期的に上昇傾向、変動が激しくない
営業利益率が10%以上 ×
自己資本比率が40%以上
EPSが上昇傾向、変動が激しくない
1株当たりの純資産(BPS)が長期的に上昇傾向
流動比率200%以上 △(約191%)
営業活動によるキャッシュフローが上昇傾向、変動が激しくない ×
配当金が一時的に増加していないか(記念配など短期的な値上がりではないか)

 

総合評価

おすすめ度7(10段階中)

 

この企業は直近10年の配当が上昇傾向で配当性向も60%以下となっています。

自己資本比率、売上高、BPSも上昇傾向でしっかりと利益を出していることが分かります。

 

懸念点として配当性向が直近で上昇していることや、自己資本比率が下がってきていることがあげられます。

 

また、配当も利益還元の充実を目的として直近3年間で大きく上昇しています。記念配ではないですが、今後もこの配当をキープできるかどうかを検討して購入する必要があります。

 

8892 日本エスコン

 

商業施設等の企画・開発・販売事業及び保有物件における賃貸事業など不動産関連の業務受託、企画、仲介、コンサルティング事業、投資などを行っている企業です。

 

各指標 評価
配当利回り3.75%以上
配当推移が上昇傾向、変動が激しくない
過去10年間の減配1回以下
配当性向が60%以下
売上高が長期的に上昇傾向、変動が激しくない
営業利益率が10%以上
自己資本比率が40%以上 ×
EPSが上昇傾向、変動が激しくない
1株当たりの純資産(BPS)が長期的に上昇傾向
流動比率200%以上 〇(約343%)
営業活動によるキャッシュフローが上昇傾向、変動が激しくない ×
配当金が一時的に増加していないか(記念配など短期的な値上がりではないか)

 

総合評価

おすすめ度7.5(10段階中)

 

この企業は過去10年間配当は上昇しており、配当性向も50%と安全圏です。

自己資本比率は少なめですが、売上・EPS・BPSともに上昇傾向で、営業利益率も15%と高めです。

 

流動比率も300%以上で倒産のリスクも低めだと分かります。

 

総合的に見て購入をお勧めできる企業です。

 

6070 キャリアリンク

 

営業系人材サービス事業、製造系人材サービス事業、自動車管理事業を行っている企業です。

 

各指標 評価
配当利回り3.75%以上
配当推移が上昇傾向、変動が激しくない
過去10年間の減配1回以下
配当性向が60%以下
売上高が長期的に上昇傾向、変動が激しくない
営業利益率が10%以上 ×
自己資本比率が40%以上
EPSが上昇傾向、変動が激しくない
1株当たりの純資産(BPS)が長期的に上昇傾向
流動比率200%以上 〇(約279%)
営業活動によるキャッシュフローが上昇傾向、変動が激しくない ×
配当金が一時的に増加していないか(記念配など短期的な値上がりではないか)

 

総合評価

おすすめ度7.5(10段階中)

 

この企業は直近10年間減配なく配当金が上昇傾向です。

売上高・BPSともに上昇傾向で自己資本比率も60%と優良です。

 

懸念点として直近で大きく配当が増額しており、今後も同等以上の配当が出せるかという点です。

流動比率や自己資本比率、現金等から見ても十分に蓄えがあると考えられるので購入を検討する価値があります。

 

9733 ナガセ

 

東進ハイスクール、東進衛星予備校、四谷大塚、東進四国など、小学生~高校生を対象とした教育事業に加え、ビジネススクールなど社会人向けの教育事業全般を行っている企業です。 

  

 

各指標 評価
配当利回り3.75%以上
配当推移が上昇傾向、変動が激しくない
過去10年間の減配1回以下
配当性向が60%以下
売上高が長期的に上昇傾向、変動が激しくない
営業利益率が10%以上
自己資本比率が40%以上
EPSが上昇傾向、変動が激しくない
1株当たりの純資産(BPS)が長期的に上昇傾向
流動比率200%以上 △(約122%)
営業活動によるキャッシュフローが上昇傾向、変動が激しくない
配当金が一時的に増加していないか(記念配など短期的な値上がりではないか)

 

総合評価

おすすめ度7.5(10段階中)

 

この企業は過去10年間減配はなく配当も上昇傾向です。配当金も記念配でなく売上高の代わりとなる営業収益、BPSは上昇傾向です。

 

自己資本比率や流動比率は少し低めですが安定して長期的に営業利益(売上)を出していること、自己資本比率を少しずつ上げていることなどから、購入しても良いと考えます。 

 

6384 昭和真空

 

真空技術応用装置の製造・販売、構成部品・付属品の販売、修理を主な業務としている企業です。

 

各指標 評価
配当利回り3.75%以上
配当推移が上昇傾向、変動が激しくない
過去10年間の減配1回以下
配当性向が60%以下
売上高が長期的に上昇傾向、変動が激しくない ×
営業利益率が10%以上 ×
自己資本比率が40%以上
EPSが上昇傾向、変動が激しくない ×
1株当たりの純資産(BPS)が長期的に上昇傾向
流動比率200%以上 〇(約394%)
営業活動によるキャッシュフローが上昇傾向、変動が激しくない ×
配当金が一時的に増加していないか(記念配など短期的な値上がりではないか)

 

総合評価

おすすめ度6(10段階中)

 

この企業は過去10年間増配しており、配当性向も60%以下と良好です。ただし、2010年から見ると2度減配している点は懸念する必要があります。

 

また売上高が減少傾向、直近の営業利益率やEPSが低い点に注意する必要はあります。

 

しかし、流動資産や自己資本比率の割合が高く蓄えはしっかりあるため、購入を検討してもいいと考えます。

 

9698 クレオ

 

人事給与・会計や受託開発などシステムの開発・保守・運用サービスを行うマネジメント・ソフトウェア系の企業です。

 

各指標 評価
配当利回り3.75%以上
配当推移が上昇傾向、変動が激しくない
過去10年間の減配1回以下
配当性向が60%以下
売上高が長期的に上昇傾向、変動が激しくない
営業利益率が10%以上 ×
自己資本比率が40%以上
EPSが上昇傾向、変動が激しくない
1株当たりの純資産(BPS)が長期的に上昇傾向
流動比率200%以上 〇(約303%)
営業活動によるキャッシュフローが上昇傾向、変動が激しくない
配当金が一時的に増加していないか(記念配など短期的な値上がりではないか) ×

 

総合評価

おすすめ度6.5(10段階中)

 

この企業は過去10年間で1度減配しています。また、配当性向も直近で65%やや多めです。

とはいえ売上やBPSは上昇傾向で、自己資本比率も70%と非常に高い点は優良です。

流動比率も300%以上と現金化できる資産をしっかり持っていることが分かります。

 

システムの開発やマネジメントなど業務内容から見ても今後期待できるため、購入する価値があると考えます。

 

まとめ

 

今回は高配当ランキングの上位100銘柄から良いと思われるものを選出して紹介しました。(以前紹介したものを除く)

 

今年度からNISAが拡充されたことにより、投資に対する期待は高まっていますが、重要なのは良い銘柄の株式を購入することです。

 

そのためにはしっかりと銘柄選定をする必要があります。

 

この記事では、どのように考えてその銘柄を選んだかを記載しています。

購入の際の参考にしてもらえればうれしいです。

 

参考

 

過去に紹介した銘柄は以下でまとめています。

 

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