前回の記事で日本の公的年金で多くの保険をカバーできるので民間の保険はほとんど入らなくてもOKだと説明しました。
しかし、一部の保険は公的保険でカバーできないため、今回は入っておきたい保険について解説します。
結論から言うと、掛け捨ての生命保険、火災保険、自動車保険には入っておいた方がいいです。
その理由について説明していきます。
はじめに
今回は本当に必要な保険について解説します。
心構えとして保険は確率は低いけど、起こってしまったときに発生する大きな損害を防ぐためのものです。
基準としては月額5000円以上保険にお金を払っていれば払い過ぎだと思ってください。
民間の保険では社会保険でそのリスク対策ができていない以下のような場合を保険で対策することを想定しています。
・自分ひとりで家族を支えていて、自分が事故で死んだ場合、家族が生きていけなくなる場合に掛け捨ての生命保険で対策。
・自動車での事故で相手に大きな損害を与えてしまい、自分のお金だけでは保証しきれないときに自動車保険で対策。
・火事や台風など災害などで家が倒壊してしまった場合に火災保険で対策。
それぞれについて見ていきましょう。
掛け捨て生命保険
生命保険については掛け捨ての生命保険と貯蓄型のものがありますが、掛け捨てのものを選びましょう。
掛け捨ての生命保険は死亡した場合などのリスクに備え保険料を支払うシステムです。保険期間が満了すると支払った保険料は戻りません。
それに対して貯蓄型のものは保険料の一部を積み立てて運用し、積立金を運用するというものです。満期になると支払った金額の一部または全部が戻ってくる上に生命保険による保証が受けられるというものです。
ここまで聞くと貯蓄型の方がよく聞こえますが、貯蓄型は補償内容が掛け捨てに比べ少なく、支払額も多くなります。
また満期まで待たずに積み立てた金額を支払ってもらおうとすると、積み立てた金額よりも少ない額で支払われる、元本割れのリスクもあります。
貯蓄型の保険よりも利回りがよく安全な投資先があるため、掛け捨てのものを選択しましょう。
自動車保険
自動車保険は自賠責保険と任意保険があります。
自賠責保険は自動車を運転する際には必ず加入しなければならない、国の保険です。
補償内容は被害者に対して死亡時に3000万円、損害時120万円まで保証がされるという内容です。
事故の被害にあったのに、相手がお金を持っていないため、賠償金が支払われないといったリスクを避けるため、自動車に乗る人全員が加入を義務付けられています。
この保証内容でカバーしきれていない部分についてカバーするのが任意保険です。
任意保険でカバーする範囲としては、相手の損害に対して補償される保険に入る必要があります。自転車にも乗るのであれば、対人対物無制限の補償内容で入っておくのがおすすめです。
火災保険
火災保険は火災だけでなく災害など家が損害を受けるリスク全般の補償があります。
自分の住宅の火災による被害額は1000万を超えることも考えられます。そのほかにも家に車で突っ込まれた、野球ボールで窓ガラスが割れてしまったといった、意図せずに起きた家関係全般の事故についての補償があるためおすすめです。
但し、火災保険は時間がたってしまうと、意図せずに起きた事故について証明が難しくなり補償がされない場合があるので注意しましょう。
まとめ
今回は必要な保険について解説しました。
掛け捨て生命保険
自動車保険
火災保険
必要な保険のみしっかりと契約し、不要な保険に入らない・不要な保険を解約することで支出を大きく減らすことができます。
基本的にこの3つの保険以外入る必要はないわ。
いろいろな補償内容の保険はあるけど、入るのはこれだけで月の支払額が5000円以下に収まることに注意してね。
なるほど、参考にするわ。
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