クロード・ドビュッシー  喜びの島 アナリーゼ(楽音分析)

音楽解説

このコーナーはクラッシック音楽ができた背景や作者について解説します。

この記事を読むと以下の役に立ちます。

・クラシックについて豆知識を覚えられる

・周りからクラシックについて知っているんだなと思ってもらえる

・音楽を知っているだけでなく、作品の背景や作者の小話も話すことができ、ほんの少し人生が豊かになる

こういった音楽作品について学ぶことをアナリーゼと呼びます。

 

この記事では作品:喜びの島について解説します。

 

作品の解説

序盤の長いトリルから始まり、多彩な装飾音やリズムの変化が盛り込まれている作品です。

 
ドラマ : のだめカンタービレのコンクールの課題曲としても出てきます。
 

ドラマの中でもこの曲は「恋しちゃってルンルン♪」な曲と紹介されています。
 

この曲は、画家:ジャン・アントワーヌ・ヴァトーの作品「シテール島への巡礼」の影響を受けています。
 

シテール島はエーゲ海、クレタ島の北西にある島で、神話では愛の女神ヴィーナスの島とされています。
 

作曲時、ドビュッシーが妻という存在がありながらも、他の女性と南の島へ旅行へ行き、その時に作曲されたのが「喜びの島」です。
 

結果的にドビュッシーは当時の奥さんとは離婚し、島へ行った女性と再婚しています。
 

「恋しちゃってルンルン♪」と表現するのもこうした理由からだと考えられています。
 

装飾音やリズムの変化といった技巧を駆使して、きらめくように豊かな色彩の細やかな音を連ね、幻想的な愛の歓びを描き出している作品です。

 

難易度

 

楽譜

 

 

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L.v.ベートーヴェン ピアノソナタ8番 悲愴 第二楽章 アナリーゼ(楽音分析)
この作品はベートーヴェンのピアノソナタの中で初めて高く、永続的な人気を勝ち得た作品です。 当時の楽譜の売れ行きもよく、気鋭のピアニストとして名声を高める重要な成功作となりました。 『悲愴』という標題は、出版前から決められていました。 自分の作品に表題を与える事が少ないベートーヴェンが名前を付けた珍しい作品です。 『悲愴』が、どのような意味をもって名づけられたのかは作曲者自身は語っていません。 ベートーヴェンの父は、宮廷歌手でしたが、無類の酒好きだったため、収入は途絶えがちでした。 そのため、父から音楽の才能をあてにされ、虐待とも言えるほどの苛烈を極める音楽のスパルタ教育を受けたことから、一時は音楽そのものに対して強い嫌悪感すら抱くようにまでなってしまいました。 また、20代後半頃からは持病の難聴が徐々に悪化し、音楽家として聴覚を失うという死にも等しい絶望感から何度も自殺を図りました。 しかしそんな中でも音楽への強い情熱をもって苦悩を乗り越え晩年まで作曲をし続けながら幕を下ろしました。 ベートーヴェンの生涯は苦悩の連続でその中で作られたこの曲は現在でも広く知られています。 どのような思いを込めて作ったのか考えながら聞くと感慨深い気持ちになりますね。

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