L.v.ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第4番 イ短調 作品23 春 アナリーゼ(楽音分析)

音楽解説

このコーナーはクラッシック音楽ができた背景や作者について解説します。

この記事を読むと以下の役に立ちます。

・クラシックについて豆知識を覚えられる

・周りからクラシックについて知っているんだなと思ってもらえる

・音楽を知っているだけでなく、作品の背景や作者の小話も話すことができ、ほんの少し人生が豊かになる

こういった音楽作品について学ぶことをアナリーゼと呼びます。

 

この記事では作品:ヴァイオリンソナタ第4番 イ短調 作品23 春について解説します。

 

作品の解説

この曲は、ベートーヴェンの友人であり、数多くの芸術家のスポンサーだったモーリッツ・フォン・フライ伯の依頼によって作られたと言われています。

 
彼は30歳ごろから、当時のハプスブルグ帝国内で最も裕福な銀行家だったフライ伯の邸宅で数多くの演奏会を開いていて、その過程で、2曲の対照的なヴァイオリンソナタの作曲を依頼されました。
 

一つは暗い雰囲気を持つ短調の「ヴァイオリンソナタ 第4番 イ短調 作品23」
 

もう一つが明るく華やかな長調の「ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 作品24」 この曲「春」です。

 

ベートーヴェンは自分の楽曲に、サブタイトルをつけるのを好みませんでした。
 

「音楽は音楽でしか表現できないことのために作るものであって、言葉は余計だ」.と考えていたようです。
 

しかし、後世の人々によって「春」という愛称で呼ばれています。
 

全部で10曲あるベートーヴェンのヴァイオリンソナタの中でも、有名で人気の曲となっています。
 

ヴァイオリンソナタとしては5番目で、全10曲のうちのちょうど半分の作品ではありますが、この曲はベートーヴェンが30~31歳の頃に書いたものです。
 

20代までは、「即興もこなすピアニスト」としての活動がメインだったベートーヴェンにとっては、初期作品の一つでもあります。

 

ヴァイオリンソナタという分野は、ベートーヴェンの時代のすぐ直前まで、事実上「ヴァイオリンの助奏つきピアノソナタ」というものが多く見られました。
 

鍵盤楽器のピアノのほうが主役で、ヴァイオリンが脇役としてそれに絡む というスタイルでした。
 

しかし、彼はこの作品でヴァイオリンの重要度を増す工夫をしており、ヴァイオリンの魅力を存分に発揮させています。
 

ヴァイオリンが軽やかかつさわやかな旋律を紡いでいく、まさに「春」という言葉が似合う作品になっています。

 

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