F.F.ショパン エチュード 作品10-3 別れの曲 アナリーゼ(楽音分析)

音楽解説

このコーナーはクラッシック音楽ができた背景や作者について解説します。

この記事を読むと以下の役に立ちます。

・クラシックについて豆知識を覚えられる

・周りからクラシックについて知っているんだなと思ってもらえる

・音楽を知っているだけでなく、作品の背景や作者の小話も話すことができ、ほんの少し人生が豊かになる

こういった音楽作品について学ぶことをアナリーゼと呼びます。

 

この記事では作品:エチュード 作品10-3 別れの曲について解説します。

 

作品の解説

この曲は、ショパンのエチュード(練習曲)集の一つで、日本では「別れの曲」の名で親しまれています。

 
これは、1934年にショパンの生涯を描いたドイツ映画「別れの曲」でこの曲が使われていたためです。

 
映画のタイトルがそのまま曲名として定着しました。
 

冒頭の旋律は特に有名で、誰もが一度は聴いたことがあると思います。

 

「別れの曲」が作曲されたのは1832年でショパンが22歳の時だと言われています。
 

この頃のショパンは故郷ポーランドを離れ、パリへと拠点を移しています。
 

「パリでの成功を夢見る心情」と「故郷を懐かしむ心情」の中で作られた作品です。
ショパンの練習曲はただのテクニックの習得の曲ではなく、美しく芸術的な作品と言われています。
 

この曲はその中でも突出して美しい作品で、ショパン自身も「これ以上美しい旋律を作ったことはない」と語っているほどの作品です。

 

難易度

 

楽譜

 

 

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音声なし

 

 

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